- No. 104
- 2009-11-11 23:09
- 政治
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- 「記者クラブに入っている人たちだけがジャーナリストじゃないんです。彼らは思い上がったらいけません」~11月10日亀井大臣オープン記者会見3
日本市場、一段の開放期待=同一の競争条件確保を-米財務長官
2009/11/11-13:22 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&rel=j7&k=2009111100463
前々回、前回のエントリーの続き。
11月10日亀井大臣オープン記者会見。今日も最後に、質問する機会が与えられた。
大塚「じゃ、もうラストクエスチョンでお願いします。じゃぁ、どうぞ。はい」
鈴木「はい、週刊ダイヤモンドの鈴木と申します。お願いします。
年金の受給窓口をあのう、郵便局に設置しようかという案が、紙面にちらほらと出てきているんですけれども、それについて現在の実現の可能性とか、大臣の本気度みたいなのを、教えていただきたいんですけど」
亀井大臣「いや、これはね、あのう年金手帳あたりをね、長妻からね、そういうことをね、手伝っていただくという方法もありますよと、でもね、大塚副大臣がね、今ね、ね」
大塚「はい、はい、議論しています」
亀井大臣「やっておるはずです。それと、例えばね、パスポートなんかでもね、わざわざ県庁なんかに行かないといかんでしょ」
大塚「はい、はいそうです」
亀井「県庁に行かなくたってさぁ、最寄の郵便局でね、発注受けるようにしたっていいと思うんだよ。そういう、いろんなねぇ……。
とにかく今、日本中ネットワークで、あんなネットワーク他にないんだから。市町村合併でさ、市町村のネットだって無くなっちゃったんだよ。農協だって無くなっちゃった。郵便局ネットだけなんだもん。これをね、やっぱ活用するということはね、日本のパワーをね、うーんとね、でっかくしますよ。と思いますね」
大塚「はい、大臣、次の日程いかないと……」
亀井「あとじゃあ、1、2。はい。どうぞどうぞ。ああ、ああ、そうだそうだ。推理作家だ(笑)」
岩上「はい。ありがとうございます」
亀井「名前、なんておっしゃったか」
岩上「あの、岩上と申します。岩上です。フリーのジャーナリストの岩上です。よろしくお願いします。
あの、ちょっと大きな話になるんですけれども、大臣はですね、日頃から、経済に関してはこう、非常に力強く、大きくということをおっしゃってます。まあ、積極財政をお考えだと思うんですけれども、日本の財政といいますか、経済の状態というのは、非常に不均衡な状態にあると思うんですけれども、これ縮小均衡じゃなくて、やはり拡大均衡に持ってくるべきだろうとお考えなんだろうと思います。
で、経済の規模だけではなくて、日本はその人口規模、それから少子高齢化、若年人口の縮小によって、人口と経済の両方のデフレ、二重のデフレスパイラルが起こっているんだろうというふうに私は思うんですけれども、結局のところこの人口ですね、若年人口を増やすために、お金が回るような、この二重のデフレを逆転させるような、大きなですね、政治の仕組みというのは重要なんではないかなと」
亀井「そう。おっしゃるとおりだな(笑)」
岩上「その時にですね(……)」
大塚「(笑)あなたは質問してるの?」
岩上「(笑)ええ、もちろんです、もちろんです(笑)重要な関連質問させていただきます。
で、その時に、今ある日本郵政の、例えば『ゆうちょ』のお金。こういうものをどういう風に使うかということで、いろんなプランはないのかと。で、介護の話は出ますけれども、人育ての話というのが、まず出てこないと。何かこれ、使い方が……」
亀井「だからそれをね、だからね、大塚副大臣がね、あの、今から研究してもらうんだけどね。
170兆のお金って言ったら、三菱と三井住友、足したくらいなのかな? 膨大な金なんですよ。ただ残念ながら、『ゆうちょ』はね、集める力はあっても、運用する力が無いんだよ。ねえ。だから国債みたいなものが。それをさっき言ったようにね、地域でも使う、日本全体でも使っていくね、ただこれ難しいことがあるんだよ。最初から運用するのはノウハウをさ、見つけるのは、なかなか難しいからね。
だからそこらの仕組みをどうしていくかという問題もある。だから銀行協会、これ地銀とかね、信用金庫等を含めて、ああいう金融界とね、ちょっとね、ネゴせにゃいかんと思ってるんですよ。ね。ネゴして、そういう、あの、『ゆうちょ』の金や簡保ね、どういう使い方をしていくかっていう事をね、頼むよ。あなた(大塚副大臣に)」
大塚「はい」
亀井「あのね、これをね、役人に任しておくわけにはいかないの。これはね。それはね政治家がやっぱりそういうね、この金融界とちゃんと話をしてかなにゃいかん。私はね、金融界は怯えてる面があると思うんだよ。あの乱暴な亀井だからね(笑)。こう俺たちにとってはな、大変な競争相手になるんじゃないかと思って。だけどね、私優しいからね、ご承知のようにね(笑)
まあ、とにかく、そこらはね、だから今のような硬直したね、あれだけの膨大な金の使い方をしないで、ねえ、もっと国民経済的に、国家あるいは社会に対して、使っていける仕組みを考えなきゃいかん。
これをね、あの斎藤社長と共にね、ええ、あっこも、でも、まあね、やっぱできたばっかしだからね、そういう力今持ってると思えないから、我々は斎藤社長を助けてあげにゃいかんと思うんだよね」
岩上「お金にしても、そのネットワークにしても、人育てとか少子化対策のために使えるんですか?」
大臣「あ。使えます。それは。いくらでも使い方がある。
だからそういうものはもっと言うとさ、国の予算じゃなくたってね、そういうものに使う事だってあるんですよ、やり方によってはね。何でも国、国、国って言わなくたってね、郵便貯金のお金をさ、そういう面で子育てに対してもね、そういう面でも上手く使っていく仕組みを考えればね、あると思います。
あなたもいい知恵あったらね、出してよ。妙な推理ばっかりしないでさ(笑)」
(会場笑い)
大塚「あの、日程的に、あのちょっと……」
亀井「あと1人か。ああの、ちょっとこちら綺麗な……(女性記者に目を向ける亀井大臣)」
大塚「あ、じゃあ彼、手、彼、手上げてます(と、大塚副大臣は外国人の男性記者を指名する)」
(会場笑い)
亀井「はい。どうぞ。どうぞ」
マーティン「ニューヨークタイムズのマーティン・ファクラーです。あの、記者会見について聞きたいんですけども……」
亀井「へ?」
マーティン「記者会見について聞きたいんですけども、あの、毎日、毎回、2回記者会見をやらなければならないという異常な状態で、まあ大臣にとっても面倒臭いと思いますけど(笑)。大変ですよね。時間もかかるし。貴重な時間ですし。この異常な状態をどのくらい続けるつもりであるかということと、あとこういうふうに、二つの記者会見をしないと駄目だという異常な状態についてのご見解を……」
亀井「これはね、原因がマスコミのね、閉鎖性って言うしかないです。共同で、認めりゃ良いんですよ、この記者クラブが。だから、記者クラブ主体になってるからね、私が一緒にすると言っても『嫌だ』ってものはやりようがない。だからそれなら、ね、あなた方との時間を半分にして、ここであとやるよと言ってやってるわけなんだよね。だから彼らがいつまでも閉鎖的でわからずやであれば、続けて行きますよ。こういう状況。何もね、あの記者クラブ側に入ってる人たちだけがジャーナリストじゃないんです。ね、彼らは思いがあったらいけません」
大塚「じゃ大臣、ラストクエスチョンで」
亀井「はい。ラストどうぞ。待ってました(笑)」
(会場笑い)
記者「日本郵政が、民間企業の、あの、民間のこの金融企業との不公平な競争状況にならないために、どのような対処いたしますか?どのようにお考えになっていますか?」
亀井「あなた私が言っていたの、聞いてなかったな、そこで(笑)。ね、私が言っているのは、ゆうちょ、簡保のお金を、お金を、今の金融界と協力しながら、ね、もっと国民経済的に、あるいは世界のためにもっと使っていけるような形にしたい。仕組みを含めて。それを今考えている。こちらに(大塚副大臣を指して)頭の良いね、顔見たって頭良さそうでしょ?(笑)彼にそこらを考えろということを今言ってるの。ただ単に競争条件をね、どうだこうだそうね、そんな低いレベルで考えたら。もっとでかいレベルで」
記者「郵政の商品を売るために、いや、銀行の商品を売るために郵政のネットワークを使いますか?」
亀井「や、だからね、そこらを含めて、あの、今後、金融界と話をしていきたいと思います。金融界にとってもプラスになる、ね、郵政事業にとってもプラスになる。敵対する気はありません。協調しながらやって。またこれは、外国の銀行とも同じことです。私は偏狭な民族主義者じゃありません(笑)」
(会場笑い)
大塚「じゃ、皆さんこれで。終わりにさせていただきます。ありがとうございました」

この記者会見のあと、ニューヨークタイムス東京支局長のマーティン記者に声をかけられ、「大臣の記者会見が二度行われるという、この異常事態をどう思うか?」と、フリージャーナリストの私の立場からのコメントを求められた。前回は、東京新聞の記者の取材を受けた(11月7日(土)付朝刊に掲載)が、私の回答は基本的にはシンプルなものである。
記者クラブは、カルテルに他ならない。
どう美化する理屈をつけようと、大臣の発言という重要な情報を、独占的に占有しているカルテルである。彼らが記者会見を占有し、他のメディアやジャーナリストを排除することを、正当化できる理屈など、どこにもない。
マーティン支局長は、「なぜ記者会見が二回行われるのか? 異常ではないか?」と繰り返したずねたが、異常なのは、亀井大臣が記者会見を二回開いていることではない。記者クラブが、特権的・排他的に重要な政治情報を占有している状態、これこそが、世界中の先進国のどこにも例のない「異常事態」なのである。我々は「異常」を「異常」とも思わなくなるまでに、感覚も良識も鈍磨させられてしまっているのだ。
ゴルバチョフ政権下に始まったペレストロイカも、その手始めはグラスノスチ(情報公開)だった。旧弊を改めるのは、ことほど左様に難しい。記者クラブを牛耳る大手マスメディアは、官僚機構と並ぶ最大の抵抗勢力である。
鳩山内閣が始めた「情報公開」「透明化」という「革命的変革」は、ベルリンの壁を崩すほどの変化を、果たしてもたらしうるだろうか。
2009/11/11-13:22 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&rel=j7&k=2009111100463
前々回、前回のエントリーの続き。
11月10日亀井大臣オープン記者会見。今日も最後に、質問する機会が与えられた。
大塚「じゃ、もうラストクエスチョンでお願いします。じゃぁ、どうぞ。はい」
鈴木「はい、週刊ダイヤモンドの鈴木と申します。お願いします。
年金の受給窓口をあのう、郵便局に設置しようかという案が、紙面にちらほらと出てきているんですけれども、それについて現在の実現の可能性とか、大臣の本気度みたいなのを、教えていただきたいんですけど」
亀井大臣「いや、これはね、あのう年金手帳あたりをね、長妻からね、そういうことをね、手伝っていただくという方法もありますよと、でもね、大塚副大臣がね、今ね、ね」
大塚「はい、はい、議論しています」
亀井大臣「やっておるはずです。それと、例えばね、パスポートなんかでもね、わざわざ県庁なんかに行かないといかんでしょ」
大塚「はい、はいそうです」
亀井「県庁に行かなくたってさぁ、最寄の郵便局でね、発注受けるようにしたっていいと思うんだよ。そういう、いろんなねぇ……。
とにかく今、日本中ネットワークで、あんなネットワーク他にないんだから。市町村合併でさ、市町村のネットだって無くなっちゃったんだよ。農協だって無くなっちゃった。郵便局ネットだけなんだもん。これをね、やっぱ活用するということはね、日本のパワーをね、うーんとね、でっかくしますよ。と思いますね」
大塚「はい、大臣、次の日程いかないと……」
亀井「あとじゃあ、1、2。はい。どうぞどうぞ。ああ、ああ、そうだそうだ。推理作家だ(笑)」
岩上「はい。ありがとうございます」
亀井「名前、なんておっしゃったか」
岩上「あの、岩上と申します。岩上です。フリーのジャーナリストの岩上です。よろしくお願いします。
あの、ちょっと大きな話になるんですけれども、大臣はですね、日頃から、経済に関してはこう、非常に力強く、大きくということをおっしゃってます。まあ、積極財政をお考えだと思うんですけれども、日本の財政といいますか、経済の状態というのは、非常に不均衡な状態にあると思うんですけれども、これ縮小均衡じゃなくて、やはり拡大均衡に持ってくるべきだろうとお考えなんだろうと思います。
で、経済の規模だけではなくて、日本はその人口規模、それから少子高齢化、若年人口の縮小によって、人口と経済の両方のデフレ、二重のデフレスパイラルが起こっているんだろうというふうに私は思うんですけれども、結局のところこの人口ですね、若年人口を増やすために、お金が回るような、この二重のデフレを逆転させるような、大きなですね、政治の仕組みというのは重要なんではないかなと」
亀井「そう。おっしゃるとおりだな(笑)」
岩上「その時にですね(……)」
大塚「(笑)あなたは質問してるの?」
岩上「(笑)ええ、もちろんです、もちろんです(笑)重要な関連質問させていただきます。
で、その時に、今ある日本郵政の、例えば『ゆうちょ』のお金。こういうものをどういう風に使うかということで、いろんなプランはないのかと。で、介護の話は出ますけれども、人育ての話というのが、まず出てこないと。何かこれ、使い方が……」
亀井「だからそれをね、だからね、大塚副大臣がね、あの、今から研究してもらうんだけどね。
170兆のお金って言ったら、三菱と三井住友、足したくらいなのかな? 膨大な金なんですよ。ただ残念ながら、『ゆうちょ』はね、集める力はあっても、運用する力が無いんだよ。ねえ。だから国債みたいなものが。それをさっき言ったようにね、地域でも使う、日本全体でも使っていくね、ただこれ難しいことがあるんだよ。最初から運用するのはノウハウをさ、見つけるのは、なかなか難しいからね。
だからそこらの仕組みをどうしていくかという問題もある。だから銀行協会、これ地銀とかね、信用金庫等を含めて、ああいう金融界とね、ちょっとね、ネゴせにゃいかんと思ってるんですよ。ね。ネゴして、そういう、あの、『ゆうちょ』の金や簡保ね、どういう使い方をしていくかっていう事をね、頼むよ。あなた(大塚副大臣に)」
大塚「はい」
亀井「あのね、これをね、役人に任しておくわけにはいかないの。これはね。それはね政治家がやっぱりそういうね、この金融界とちゃんと話をしてかなにゃいかん。私はね、金融界は怯えてる面があると思うんだよ。あの乱暴な亀井だからね(笑)。こう俺たちにとってはな、大変な競争相手になるんじゃないかと思って。だけどね、私優しいからね、ご承知のようにね(笑)
まあ、とにかく、そこらはね、だから今のような硬直したね、あれだけの膨大な金の使い方をしないで、ねえ、もっと国民経済的に、国家あるいは社会に対して、使っていける仕組みを考えなきゃいかん。
これをね、あの斎藤社長と共にね、ええ、あっこも、でも、まあね、やっぱできたばっかしだからね、そういう力今持ってると思えないから、我々は斎藤社長を助けてあげにゃいかんと思うんだよね」
岩上「お金にしても、そのネットワークにしても、人育てとか少子化対策のために使えるんですか?」
大臣「あ。使えます。それは。いくらでも使い方がある。
だからそういうものはもっと言うとさ、国の予算じゃなくたってね、そういうものに使う事だってあるんですよ、やり方によってはね。何でも国、国、国って言わなくたってね、郵便貯金のお金をさ、そういう面で子育てに対してもね、そういう面でも上手く使っていく仕組みを考えればね、あると思います。
あなたもいい知恵あったらね、出してよ。妙な推理ばっかりしないでさ(笑)」
(会場笑い)
大塚「あの、日程的に、あのちょっと……」
亀井「あと1人か。ああの、ちょっとこちら綺麗な……(女性記者に目を向ける亀井大臣)」
大塚「あ、じゃあ彼、手、彼、手上げてます(と、大塚副大臣は外国人の男性記者を指名する)」
(会場笑い)
亀井「はい。どうぞ。どうぞ」
マーティン「ニューヨークタイムズのマーティン・ファクラーです。あの、記者会見について聞きたいんですけども……」
亀井「へ?」
マーティン「記者会見について聞きたいんですけども、あの、毎日、毎回、2回記者会見をやらなければならないという異常な状態で、まあ大臣にとっても面倒臭いと思いますけど(笑)。大変ですよね。時間もかかるし。貴重な時間ですし。この異常な状態をどのくらい続けるつもりであるかということと、あとこういうふうに、二つの記者会見をしないと駄目だという異常な状態についてのご見解を……」
亀井「これはね、原因がマスコミのね、閉鎖性って言うしかないです。共同で、認めりゃ良いんですよ、この記者クラブが。だから、記者クラブ主体になってるからね、私が一緒にすると言っても『嫌だ』ってものはやりようがない。だからそれなら、ね、あなた方との時間を半分にして、ここであとやるよと言ってやってるわけなんだよね。だから彼らがいつまでも閉鎖的でわからずやであれば、続けて行きますよ。こういう状況。何もね、あの記者クラブ側に入ってる人たちだけがジャーナリストじゃないんです。ね、彼らは思いがあったらいけません」
大塚「じゃ大臣、ラストクエスチョンで」
亀井「はい。ラストどうぞ。待ってました(笑)」
(会場笑い)
記者「日本郵政が、民間企業の、あの、民間のこの金融企業との不公平な競争状況にならないために、どのような対処いたしますか?どのようにお考えになっていますか?」
亀井「あなた私が言っていたの、聞いてなかったな、そこで(笑)。ね、私が言っているのは、ゆうちょ、簡保のお金を、お金を、今の金融界と協力しながら、ね、もっと国民経済的に、あるいは世界のためにもっと使っていけるような形にしたい。仕組みを含めて。それを今考えている。こちらに(大塚副大臣を指して)頭の良いね、顔見たって頭良さそうでしょ?(笑)彼にそこらを考えろということを今言ってるの。ただ単に競争条件をね、どうだこうだそうね、そんな低いレベルで考えたら。もっとでかいレベルで」
記者「郵政の商品を売るために、いや、銀行の商品を売るために郵政のネットワークを使いますか?」
亀井「や、だからね、そこらを含めて、あの、今後、金融界と話をしていきたいと思います。金融界にとってもプラスになる、ね、郵政事業にとってもプラスになる。敵対する気はありません。協調しながらやって。またこれは、外国の銀行とも同じことです。私は偏狭な民族主義者じゃありません(笑)」
(会場笑い)
大塚「じゃ、皆さんこれで。終わりにさせていただきます。ありがとうございました」
この記者会見のあと、ニューヨークタイムス東京支局長のマーティン記者に声をかけられ、「大臣の記者会見が二度行われるという、この異常事態をどう思うか?」と、フリージャーナリストの私の立場からのコメントを求められた。前回は、東京新聞の記者の取材を受けた(11月7日(土)付朝刊に掲載)が、私の回答は基本的にはシンプルなものである。
記者クラブは、カルテルに他ならない。
どう美化する理屈をつけようと、大臣の発言という重要な情報を、独占的に占有しているカルテルである。彼らが記者会見を占有し、他のメディアやジャーナリストを排除することを、正当化できる理屈など、どこにもない。
マーティン支局長は、「なぜ記者会見が二回行われるのか? 異常ではないか?」と繰り返したずねたが、異常なのは、亀井大臣が記者会見を二回開いていることではない。記者クラブが、特権的・排他的に重要な政治情報を占有している状態、これこそが、世界中の先進国のどこにも例のない「異常事態」なのである。我々は「異常」を「異常」とも思わなくなるまでに、感覚も良識も鈍磨させられてしまっているのだ。
ゴルバチョフ政権下に始まったペレストロイカも、その手始めはグラスノスチ(情報公開)だった。旧弊を改めるのは、ことほど左様に難しい。記者クラブを牛耳る大手マスメディアは、官僚機構と並ぶ最大の抵抗勢力である。
鳩山内閣が始めた「情報公開」「透明化」という「革命的変革」は、ベルリンの壁を崩すほどの変化を、果たしてもたらしうるだろうか。
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