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「厳しい中で内需をどう出してゆくか、今のままじゃ政権がもたない」~11月13日金曜日亀井大臣オープン記者会見1

国民新も仕分けに参加
2009/11/12-12:37 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2009111200385

 亀井大臣が、またひと暴れした。
 行政刷新会議が、満を持して、公開の場で事業仕分けを始めた11月11日水曜日、亀井大臣は、事業仕分け人の中に国民新党の代表が入っていないことに不満を表明するとともに、モルガン・スタンレー証券のロバート・フェルドマン株式調査部長が仕分け人に含まれていることを激しく批判した。
 11月13日金曜日のオープン記者会見は、当然のごとく、この問題への質問から始まった。

11月13日亀井大臣

「大臣入ります」

「おはようございます」

亀井「だんだん(記者の)数が減ってきたから、あんまり関心がなくなってきたのかな(笑)」

(笑い声)

亀井「よいしょっ(と座る)。今日は閣議で、何も具体的に皆さん方に申しあげることは、別にありません。
 何かあったら聞いて下さい。へい。俺もコーヒー一杯もらおうかな。どうぞ。
 今日はあれか、大塚いねえんだ(いつも司会をしている大塚副大臣のこと。あとで遅れて入室する)」

高橋「フリーの高橋清隆と申します。
 次年度予算削減に、さらなる削減に向け、事業仕分けが進みますが、財政政策の有効性をきちんとご認識の大臣としては、現在の進行状況をどのように御覧になっていますでしょうか」

亀井「私はね、だから、(平野博文)官房長官にも、菅(菅直人副大臣)にも言ったんだけれども、ちゃんと連立の下で補正予算にしてもね、第二次予算編成されるわけだからね、その仕組みをやっぱり、きっちりとされないと。
 仕分け人の中にもね、二党(民主党と連立を組む国民新党と社民党)がやはり入らない。仕分けの中身についてもさ……。
 外国人がさ、私は別に偏見はない、外国人、俺、大好きだから。金髪女性も大好きだけどもさ(笑)。今日は金髪女性、来てないな。偏見はないですよ、私。
 そうじゃなくて、誰だって考えればわかるんだよね。やっぱり予算編成というのは、権力作用そのものですよね。様々な意味ではね。これはいい、これは悪い、みたいなね。仕分けについて、外国人がそれをね、こう、やるということについてはね、基本がおかしいよ、ということを言ってる。
 それと、鳩山さんは施政方針演説でもさ、市場原理、市場主義、弱肉強食をね、政治から決別をするということを、はっきり所信表明でも言っているわけだからね。(第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説 平成21年10月26日)ところがそれを、小泉政権下、あるいは自公政権下でね、それを賞揚し、推進をすることを一所懸命やった人達をさ、その中にね、予算のそういう仕分けの中に、コミットさせていくということはね、私はやっぱし、基本的な考え方としては、おかしいんじゃないか。
 といってね、金太郎飴みたいにね、同じような同質な人ばっかし、政府がね、諮問委員会だとか、審議会だとか、あるいは今度の様な作業をやる場合は、お手伝いにね、そういう人たちばっかり使えなんて、私はそんなこと考えない。
 考えないけれどもだな、しかし政権のいわゆる姿勢としてね、施政方針演説で仰ったことは、やっぱし明確な、具体的な仕事の中で示していかれないとね、本当に(市場原理主義と)決別されるのか、されないのか、分からないでしょう。そんなことやってたらね。
 だからそういう極端な人を外して、まあ、あんまりそうじゃない、しかし色んな意見を持っている人をね、お手伝いをいただくとかね。そういうことを、やっぱりやるべきなんだろうと思うけどね。そういうことについても、二党には何ら相談がなかったわけだしね。そういうことをやっていると、注意を喚起したということだけども。
 菅さん、今度、基本政策委員会やっていただきますから、ということを言ってるんで、そこでね、補正あるいは来年度予算編成に向けて、これ、三党政権でやるわけだから、どういう予算編成をね、三党合意と三党作業の中でやってくのかね、そういうひとつの仕組みなり、道筋をね、ちゃんと決めようじゃないかということを、私は菅さんには言っておきました。分かりましたということを言っていたけどね。
 でないとさあ、国民新党や社民党抜きにさあ、査定から、また実際の予算から、全部やってさあ、基本政策会に『あっ、これできました、補正予算ができました、来年度予算ができました、はい、了承してください』って、言われても、(自分のことを指して)こんなアホな頭で、『はい、結構です』って、反応できるわけねえじゃねえか、なあ(笑)。
 やっぱしそれは、きっちりとそれまで、国民新党も社民党もさあ、編成過程の中でね、三党合意に基づいての色んな考え方が予算のなかに出ていくというね、一緒に考えるというね、プロセスがないと。『じゃあ、持ち帰らせてもらいます』になちっゃうよな。『じゃあ、10日間くらい時間をください』になっちゃうよ。そりゃあ、大塚(副大臣)君とか、田村(政務官)君というようなね、頭脳明晰ならば、その場で『お、分かった』って(言えるだろうけど)(笑)
 でないと閣議決定できないよ。政策委員会で認めないと、閣議決定できないんだから。
 だからそういうことのないようにすることを、考えたほうがいいんじゃないのと。査定の一環としてね、中に両党が入ってないからね。そういう形で全部がいっちゃったら大変なことになるよ、という注意は喚起しておきました。こういうことです」

大塚「あんまり、時間がないので、質問も手短にお願いします」

須田「フリーランスでやっております。須田と申します。今の事業仕分けに関してなんですが、この事業仕分け人というかチーム、まあ(国民新党の)亀井(亜紀子)議員が入って私は当然だと思いますけれども。これは国会法上のですね、国会法上の規定に照らし合わせてみますとね、国会議員の兼職禁止規定(※国会法第4章第39条のことか)というのがありますよね。そこからすると、今の法律の枠組みの中では、ようするに国会法上違反ではないのかと。あの権力を行使する側のチームの人たちというのは。これは国会法の改正であるとか、あるいは行政刷新会議の立法措置というのは、講じる必要はないんでしょうか?」

亀井「まあ、政治主導ということでね、政治家が予算編成についても、主導権をもってやるという意味でやっているんだからね。私はそれは当たらないと思うんだけど、といってお手伝いさんね、仕分け人のお手伝いさんを見てるとさあ、テレビ中継のもとでねえ、アッアッアッってって、事実上のさあ……。
 まあ仙谷大臣は、『それは最終決定じゃない、最後は政治家が判断するんだ』と言っておられるけども、事実上、仕分け人に対して強い影響力、行使をね、外国人までしているというのは、私はおかしいと思う。国会議員というのは、これは、あれじゃないの、国会法との関係でも政治主導でやっても――」

須田「これ、政府のメンバー入ってますよね。これどうなんですか、大塚さん」

亀井「政府のメンバーは……」

大塚「いいですか?(と、亀井大臣に許可を求める)」

亀井「いいよ、あんた、精緻なんだから」

大塚「あれはあくまで参考のために、まず仕分けをしていただいているという位置づけですから」

須田「じゃあ、権限はないということで宜しいですか」

大塚「ええ、これはもう権限はないです。で、ただ、枝野さんたちも参加してやっている、政治家も関わって、まず、参考のための分類をしているので、当然、その出た結果は、参考にさせていただきたいと。まあこういう建てつけですから、権限はないです。はい」

須田「分かりました」

大塚「じゃあ、あと――」

岩上「はい」

亀井「あっ、推理作家(笑)」

大塚「岩上さん、いつも最後に大臣が当てるから(笑)、ちょっと他の方から」

亀井「いいよ、推理作家、先に推理せい(笑)」

(笑い声)

岩上「よろしくお願いします。あの、大臣、これですね、以前、私が質問させていただいた特別会計の話なんですけれども、『ペーパーが手元にないのでちょっと詳しくは話せないが、特別会計に切り込めば、まあ50兆位のお金が出てくる』というお話。『国民新党で調べてある』ということをおっしゃられていたと思うんですが、国民新党の方に問い合わせて調べていただいて、事務局長の斎藤さんから、これ、お出しいただいたんですけれども
(「一般会計と特別会計の一体的運用イメージ図」と題するペーパーのコピーを取り出して、亀井大臣に手渡す)。
 このペーパー1枚しかないということで、お話をうかがっていたのと若干イメージが違うのと、特別会計の方から20兆ずつ、3年間借り入れて60兆一般会計に繰り込む。そしてそれを、用いてですね、景気を浮揚させて、後々10年かけて、返済していくというか、まあ特別会計に返していくというようなイメージに思えるんですけれども、このことを指していらっしゃったのか、あるいはこの考えでよろしいのか、またこの考えが三党間ではどのように話し合われているのか、そのあたりですね、是非お話をうかがいたいと思います」


 私は、質問しながら、自分が入手した「一般会計と特別会計の一体的運用イメージ図」と題する国民新党作成のペーパーのコピーを取り出し、亀井大臣に手渡した。
 そこには、「特別会計の積立金を取り崩し、平成22年度から3年間にわたり毎年20兆円ずつ(計60兆円)を一般会計に繰り入れる」と書かれている。
 主な積立金と、繰り入れるつもりの金額は以下の通り。
1)年金特別会計積立金(127.2兆円)→2.3兆円繰り入れ
2)外国為替資金特別会計積立金(20.6兆円)→7兆円繰り入れ
3)労働保険特別会計積立金(13.2兆円)→4.4兆円繰り入れ
4)財政投融資特別会計積立金(3.3兆円)→1兆円繰り入れ
5)余剰金(16.0兆円)→5.3兆円繰り入れ

 こうした特別会計の積立金から繰入金を用いて「財政の健全化を図りつつ積極的な景気対策を講ずる」とされる。要するに特別会計から「借り入れる」のである。その「返済」は、「10年かけて一般会計から特別会計に繰り入れることにより返済する」とし、財源は、「景気回復による税収の増加分を充てる予定」という。
 国民新党の、この構想について、その根拠や実現可能性、三党間協議が行われているのかなど、具体的な話を聞きたかったのだが、亀井大臣の回答は、このペーパーの説明にとどまるのではなく、思いがけない方向にまで、ずんずんと進んでいった。
(続く)

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