- No. 213
- 2010-01-24 22:01
- 政治
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- 「民主党は、野党時代に『住基ネットを廃止する』て言っとってやらんかったらいかんでかんわ」~1月19日河村たかし名古屋市長会見
原口・河村会談の終了後、河村市長の囲み会見が省内で行われた。これも、クラブ外の記者も参加することができた。囲みの中心で、ICレコーダーを河村市長に突きつけながら主に質問していたのは、クラブ外の記者だった。
政務三役会議もオープンとなり、大臣記者会見の主催権が記者クラブにある、というだけで、総務省は次々とオープン化してゆきつつある。
オープン化することで何か問題やトラブルが生じた、などということはない。逆に国民に多様な回路で情報が届けられるようになってきたわけで、記者クラブによる会見等の排他的独占の論理的根拠は、ますます薄弱になりつつある。
記者「(会談が)フルオープンだったので」
河村「その通りです(笑)」
記者「ご感想というか」
河村「いえいえ、あの、本当に、(原口総務相の言葉は、)ええお言葉だったと思いますけどね。今までの歴史がありますけど、私がはっきり、『まあこれ(住基ネットを)切断したい』と。はっきりと言ったら、『事務レベルでいっぺん詰めましょう』ということですので。『切断してくれる』までないですからね、全然。
だからこれで名古屋も、やっぱりこれは今までやってきたことと違うこと、やる場合は、住民の、市民の皆さんに納得してもらわなきゃいかんから。しかるべき手続きをとりながらですね、あの、まあ(住基ネットの)切断いうか、廃止というかね。(そちらへ)向けてですね、ちゃんと進んでいきたいと、そう思ってますけどね」
記者「あの言い方だと、新年度予算に(住基ネットの予算を)計上しないと宣言しているように聞こえるんですけど」
河村「まあ、そういうつもりですけどね。そこもちょっと含めて言いますわ。あの、実務で詰めましょう、言うとったんですから。ええと思いますよ。
これま、是非、ここのところにありますけどね、ちょっと、これがあの顧問なんだ、本当は(※自分は、総務省の顧問である、という意味)。
これが住民基本台帳法の一部廃止等、いわゆる住基ネットの廃止法案ですね(※2002年に民主党は野党時代に改正住民基本台帳法廃止法案を衆議院に提出している)。ここのところにこれがありますけど。鳩山さん、原口さんと。廃止に4回出しているんです。4回。一番新しいのが平成13年12月3日ね。これの提出者の一番上は僕ですけど。ま、岡田さん、玄葉さん、荒井さん、これは重いですよ、これ。
いろんなマニフェストありますけど、こんなに重いマニフェストないからね。これ、言っときますけど。衆議院議員として、廃止法案を衆議院に4回出したと。これがもし貫かれなかったら、これね、政権交代の意味おかしなりますよ、これ。
そうでしょ? 野党の時に『こういうことをします、住基ネット廃止します』と言って、与党になったらコロッと変わったら。その点、原口さんはえらいですよ。まあ河村さんも同じですけど(笑)。これは貫かなきゃいかん、こういうことを。こういうことをにゃあから、政治不信が起こると、いうことだと思いますね」
記者「矢祭町と協調されるということはありますか」
(※福島県矢祭町と東京都国立市は、住基ネット開始当初から接続していない。これに対し、国は違法状態だと主張しているが、自治体側は業務は法定受託事務ではなく市町村自治事務であるので適法だと主張している)
河村「ええ、私は両方もう。国立は今上原(公子)さん変わられたかな、市長は。上原さんはどえらい仲良かったし。矢祭も前の市長は、町長ですけど、めちゃくちゃ仲良いもんで。連絡はとりたいと思いますけど、ええ」
記者「改めてですけども、住基ネットの切断の目的というのは何でしょうか」
河村「住基ネットというのは、これまず基本的に、せっかくカメラがありますし、皆さんおられるんで言いますけれども、これは電話番号とか、運転免許書番号とか、ああいうのとは根本的に違うのね。あれは限定番号というのです、目的が。
国民に、誰とも重複しない、赤ちゃんがオギャアと生まれた時に、あなたは何番とつくやつを、これが住基番号。これはダメだと言っているんです。牛には10桁の番号がついています。人間は11桁。これでわかるでしょう。なぜつけたのかと。人間は番号じゃないんですよ。なぜつけたのかと言って、住民票を全国で取りやすくするとかね、みんな大嘘です。
それから今言いましたように、ちょっと帰りがけに言ったけど、『電子申告する時に、そういうのが要る』といったけど、そんなもの、パスワードでやれば良いじゃないですか。キャッシュカードもやってるし。年金の照合だとか、あんなのは区役所でやってますよ、そういうようなのは、目で見ながら。
一番分かりやすいのは、いわゆる消えた年金ですよ。あれなんで六千万件も発生したかと言ったら、基礎年金番号で番号で統一しようとしたわけです。そうしたら、コンピューターだから、一字違ってもだめ。カワムラがガワムラでもだめなんですね、これ。それから何丁目何番地も一つ打ち間違えてもだめ、そういうことで、ああいう事になってしまったということで。
まあ名古屋では、要するに市役所にいろんなデータがあるから、これね、国民健康保険の台帳だとか介護保険の台帳。ずっと目で照合していって、これらしいとすぐ分かるじゃないですか。
それを電話をかけたり、訪問したり一個一個チェックしていくんです。その方がはるかに国民のためになるんであって、今やっている住基番号というのは、全くの税金の無駄遣いなんであってね、民主党の一丁目一番地である、地域主権に全く相反する概念なんです。わかるでしょう。国民に全部番号をつけて、中央が管理するのが、何が地域主権なんですか、これ。
よく誤解するんだけど、アメリカにはSSNって、ソーシャルセキュリティーナンバーがあるじゃないかと言いますが、あれはアメリカは住民票がないんですよ、そもそも。だから何かそういうものがないかということで、社会保障番号を使ったんですけど、なりすまし事件がすごいんですよ、あれは、実際に。何も良くないです。
だからコンピュータ社会というのは、統一付番するのがコンピュータ社会じゃないの。これは。人間に番号つけて台帳つけて、全データ、どういう病気になった、どういう家族だ、学校の成績はどうだった、薬はどういうの飲んだ、財産はどんだけ。こんなことをやるのは、最もコンピュータ社会と逆の世界で、それぞれの番号で管理すれば良いんです。
そうしないと、人間というものが牛になりますよ、言っときますけど、これ。牛と同じになるし、自分がどういう病気にかかったいうのは、自分とかかりつけの医者が知っているのはいいんです。だけど、それをね、区役所でも分かるようになるんですよ。
で、それはいわゆるファイヤーウォールといいますけど、秘密処理する、いいますけど。秘密処理が(笑)、どうなったか、どういう歴史ですか。すぐ破られるし。絶対に誰か流すやつがいるんです。
それから皆さんに気をつけてもらいたいのは、財産犯でもいかんですけど、窃盗というのは何か盗りますと、返せば戻りますわね。でも、プライバシーの被害というのは、出たらもう一瞬のうちに終わりですから。こういう障害者のご家系だとか、そうなりますよ、必ず。
人間てね、僕はあなたの運転免許証番号は知りたくないけど、あなたの(住基ネットの)番号は知りたくなりすよ。非常に恐ろしい社会に入っていって、実は、何ら、税金の無駄遣いを救うことにもならないし、これ、まったく真逆の方向に行くと、ええ。人間統合管理システム。スターリンがやろうとしたこと。スターリンがびっくりするような仕組みを、日本で導入しようということは、断固反対せなゃいかん。
ゆうのが、ま、ここまで来ましたから、鳩山さんも言っときますと、鳩山さんが総理がですね、伊勢神宮行かれた時に、あそこで大体15分くらい時間がありしまて、その時に何人か証人がおりますから(笑)、他の大臣もいるところで、この話をしたわけです。やっぱり、仁義は通しておかなきゃいかんから。
ま、『住基ネットは廃止せにゃいかん、お互いに廃止法案出してきた』言うたら、『まあ、そうだよな、本当はそういうのいらんのだよな』、とか言って、『まあ、河村さん、思うようにやったらいいよ』と、というのが鳩山さんの、総理のご意見でしたね」
記者「ただ、大臣としては、『今日、議論の進め方、進路によっては実害も考えられるので、ちょっと待ってくれ』というような言い方もしていましたが」
河村「『待ってくれ』とは言われなんだんで。『実務上、ちょっと詰めましょう』ということなんで、それでね、行政をやる者としては一つの責任ある姿でね。年金の照合どうするかとか、今言った、もう一つの電子申告なんかね。電子申告はパスワードにすれば一発で終わりですけど、年金照合言ったら区役所が、実務でやったほうが早いんですよ。何の問題もないんですよ、全て」
記者「そうすると、来年度予算に間に合わなかったとしても、国の体制が、名古屋市独自で切断するという考えているんですか」
河村「まあ、今ちょっとそれは考えておりますけど。僕は少なくとも、今のところは計上するつもりはないですけどね」
司会「すいません、次のスケジュールがございますので、これで一応打ち切らさせていただきます」
河村「だからま、市民の納得がいることは事実ですからね。過去の行政との統一性ともありますので、だからこれでまあ、早速当局と打ち合わせをしながら、名古屋市民のみなさんに理解してもらえるようにね、これはどういうことなんだということを。そういう手続きというか段取りを、すぐ今日にでも入りたいと」
記者「討論会……」
河村「討論会もそうだし、あれもそうだし、いろんなやり方がありますわね」
岩上「すいません、河村市長、一言。
今日の総務大臣ですね、新しい新機軸打ち出して、放送に対する新聞の出資ですね、これを禁じると、クロスオーナーシップを禁じるという話、これをうちだされているんですけれども、これについて市長、地域の行政を司っている市長としては、どんなふうに、ご見解をお考えですか」
河村「あれは(※新聞・テレビを一つの資本が支配する、クロスオーナーシップ、クロスメディアは)日本だけらしいね、どうもね。ええ、外国ではメディアの独立というのは非常に重要なんで、巨大化しないように法制度持っているんですよ。僕は当然、原口さんがそう言われとるなら、当然しかるべき、良い方向だと思います、ええ」
司会「ありがとうございました。これで終わらせていただきます」
小泉政権時代の02年8月に導入された住基ネットの根本的問題点は、個人情報の集中・統合である。私自身もこの危険性を何度も指摘していた。ジョージ・オーウェルが描く「1984」のような全体主義社会が出現し、ビッグブラザーによって何もかも監視・管理される時代が来ると警告する論者もいたが、私はそれよりもはるかに現実的な危険性として、番号ひとつで個人情報のすべてが手に入ることから、不正な入手や流出によって、犯罪的な個人・組織に悪用されるリスクがはるかに高まる、という点をシンポジウムなど様々な機会で発言し、警告してきた。
悪用しようとする主体は、個々の犯罪者、少数の不届き者のグループ、大掛かりな組織犯罪(暴力団等)、さらにはコンプライアンスの欠如した企業・官庁、果ては外国の諜報組織からサイバーフォースによる攻撃まで、あらゆる可能性が考えられる。
住基ネット導入時、私が反対の論陣を張っていた頃には、すでにハッカーの存在は知れ渡っており、その危険性を指摘することはできたが、当時は、さすがにわずか数年後に大規模なサイバー攻撃、サイバー兵器、さらにはサイバー戦争までが現実性を帯びることになるとまでは予見できなかった。
ファイヤーウォールを突破し、住基ネットの番号と情報のデータベースを破壊されたり、あるいはごっそり盗まれたりしたら、どうするのか。情報の集中管理は、攻撃に対してもろくなる。敵に一撃されたら、終わりなので重要拠点は分散する、というのは戦略・戦術の基本である。そうしたことまで真剣に考えなくてはいけない時代に、我々はすでに入っているのだ。
こうしたセキュリティ、安全保障の面からも、河村氏らの動きは、今後フォローしていきたい。
政務三役会議もオープンとなり、大臣記者会見の主催権が記者クラブにある、というだけで、総務省は次々とオープン化してゆきつつある。
オープン化することで何か問題やトラブルが生じた、などということはない。逆に国民に多様な回路で情報が届けられるようになってきたわけで、記者クラブによる会見等の排他的独占の論理的根拠は、ますます薄弱になりつつある。
記者「(会談が)フルオープンだったので」
河村「その通りです(笑)」
記者「ご感想というか」
河村「いえいえ、あの、本当に、(原口総務相の言葉は、)ええお言葉だったと思いますけどね。今までの歴史がありますけど、私がはっきり、『まあこれ(住基ネットを)切断したい』と。はっきりと言ったら、『事務レベルでいっぺん詰めましょう』ということですので。『切断してくれる』までないですからね、全然。
だからこれで名古屋も、やっぱりこれは今までやってきたことと違うこと、やる場合は、住民の、市民の皆さんに納得してもらわなきゃいかんから。しかるべき手続きをとりながらですね、あの、まあ(住基ネットの)切断いうか、廃止というかね。(そちらへ)向けてですね、ちゃんと進んでいきたいと、そう思ってますけどね」
記者「あの言い方だと、新年度予算に(住基ネットの予算を)計上しないと宣言しているように聞こえるんですけど」
河村「まあ、そういうつもりですけどね。そこもちょっと含めて言いますわ。あの、実務で詰めましょう、言うとったんですから。ええと思いますよ。
これま、是非、ここのところにありますけどね、ちょっと、これがあの顧問なんだ、本当は(※自分は、総務省の顧問である、という意味)。
これが住民基本台帳法の一部廃止等、いわゆる住基ネットの廃止法案ですね(※2002年に民主党は野党時代に改正住民基本台帳法廃止法案を衆議院に提出している)。ここのところにこれがありますけど。鳩山さん、原口さんと。廃止に4回出しているんです。4回。一番新しいのが平成13年12月3日ね。これの提出者の一番上は僕ですけど。ま、岡田さん、玄葉さん、荒井さん、これは重いですよ、これ。
いろんなマニフェストありますけど、こんなに重いマニフェストないからね。これ、言っときますけど。衆議院議員として、廃止法案を衆議院に4回出したと。これがもし貫かれなかったら、これね、政権交代の意味おかしなりますよ、これ。
そうでしょ? 野党の時に『こういうことをします、住基ネット廃止します』と言って、与党になったらコロッと変わったら。その点、原口さんはえらいですよ。まあ河村さんも同じですけど(笑)。これは貫かなきゃいかん、こういうことを。こういうことをにゃあから、政治不信が起こると、いうことだと思いますね」
記者「矢祭町と協調されるということはありますか」
(※福島県矢祭町と東京都国立市は、住基ネット開始当初から接続していない。これに対し、国は違法状態だと主張しているが、自治体側は業務は法定受託事務ではなく市町村自治事務であるので適法だと主張している)
河村「ええ、私は両方もう。国立は今上原(公子)さん変わられたかな、市長は。上原さんはどえらい仲良かったし。矢祭も前の市長は、町長ですけど、めちゃくちゃ仲良いもんで。連絡はとりたいと思いますけど、ええ」
記者「改めてですけども、住基ネットの切断の目的というのは何でしょうか」
河村「住基ネットというのは、これまず基本的に、せっかくカメラがありますし、皆さんおられるんで言いますけれども、これは電話番号とか、運転免許書番号とか、ああいうのとは根本的に違うのね。あれは限定番号というのです、目的が。
国民に、誰とも重複しない、赤ちゃんがオギャアと生まれた時に、あなたは何番とつくやつを、これが住基番号。これはダメだと言っているんです。牛には10桁の番号がついています。人間は11桁。これでわかるでしょう。なぜつけたのかと。人間は番号じゃないんですよ。なぜつけたのかと言って、住民票を全国で取りやすくするとかね、みんな大嘘です。
それから今言いましたように、ちょっと帰りがけに言ったけど、『電子申告する時に、そういうのが要る』といったけど、そんなもの、パスワードでやれば良いじゃないですか。キャッシュカードもやってるし。年金の照合だとか、あんなのは区役所でやってますよ、そういうようなのは、目で見ながら。
一番分かりやすいのは、いわゆる消えた年金ですよ。あれなんで六千万件も発生したかと言ったら、基礎年金番号で番号で統一しようとしたわけです。そうしたら、コンピューターだから、一字違ってもだめ。カワムラがガワムラでもだめなんですね、これ。それから何丁目何番地も一つ打ち間違えてもだめ、そういうことで、ああいう事になってしまったということで。
まあ名古屋では、要するに市役所にいろんなデータがあるから、これね、国民健康保険の台帳だとか介護保険の台帳。ずっと目で照合していって、これらしいとすぐ分かるじゃないですか。
それを電話をかけたり、訪問したり一個一個チェックしていくんです。その方がはるかに国民のためになるんであって、今やっている住基番号というのは、全くの税金の無駄遣いなんであってね、民主党の一丁目一番地である、地域主権に全く相反する概念なんです。わかるでしょう。国民に全部番号をつけて、中央が管理するのが、何が地域主権なんですか、これ。
よく誤解するんだけど、アメリカにはSSNって、ソーシャルセキュリティーナンバーがあるじゃないかと言いますが、あれはアメリカは住民票がないんですよ、そもそも。だから何かそういうものがないかということで、社会保障番号を使ったんですけど、なりすまし事件がすごいんですよ、あれは、実際に。何も良くないです。
だからコンピュータ社会というのは、統一付番するのがコンピュータ社会じゃないの。これは。人間に番号つけて台帳つけて、全データ、どういう病気になった、どういう家族だ、学校の成績はどうだった、薬はどういうの飲んだ、財産はどんだけ。こんなことをやるのは、最もコンピュータ社会と逆の世界で、それぞれの番号で管理すれば良いんです。
そうしないと、人間というものが牛になりますよ、言っときますけど、これ。牛と同じになるし、自分がどういう病気にかかったいうのは、自分とかかりつけの医者が知っているのはいいんです。だけど、それをね、区役所でも分かるようになるんですよ。
で、それはいわゆるファイヤーウォールといいますけど、秘密処理する、いいますけど。秘密処理が(笑)、どうなったか、どういう歴史ですか。すぐ破られるし。絶対に誰か流すやつがいるんです。
それから皆さんに気をつけてもらいたいのは、財産犯でもいかんですけど、窃盗というのは何か盗りますと、返せば戻りますわね。でも、プライバシーの被害というのは、出たらもう一瞬のうちに終わりですから。こういう障害者のご家系だとか、そうなりますよ、必ず。
人間てね、僕はあなたの運転免許証番号は知りたくないけど、あなたの(住基ネットの)番号は知りたくなりすよ。非常に恐ろしい社会に入っていって、実は、何ら、税金の無駄遣いを救うことにもならないし、これ、まったく真逆の方向に行くと、ええ。人間統合管理システム。スターリンがやろうとしたこと。スターリンがびっくりするような仕組みを、日本で導入しようということは、断固反対せなゃいかん。
ゆうのが、ま、ここまで来ましたから、鳩山さんも言っときますと、鳩山さんが総理がですね、伊勢神宮行かれた時に、あそこで大体15分くらい時間がありしまて、その時に何人か証人がおりますから(笑)、他の大臣もいるところで、この話をしたわけです。やっぱり、仁義は通しておかなきゃいかんから。
ま、『住基ネットは廃止せにゃいかん、お互いに廃止法案出してきた』言うたら、『まあ、そうだよな、本当はそういうのいらんのだよな』、とか言って、『まあ、河村さん、思うようにやったらいいよ』と、というのが鳩山さんの、総理のご意見でしたね」
記者「ただ、大臣としては、『今日、議論の進め方、進路によっては実害も考えられるので、ちょっと待ってくれ』というような言い方もしていましたが」
河村「『待ってくれ』とは言われなんだんで。『実務上、ちょっと詰めましょう』ということなんで、それでね、行政をやる者としては一つの責任ある姿でね。年金の照合どうするかとか、今言った、もう一つの電子申告なんかね。電子申告はパスワードにすれば一発で終わりですけど、年金照合言ったら区役所が、実務でやったほうが早いんですよ。何の問題もないんですよ、全て」
記者「そうすると、来年度予算に間に合わなかったとしても、国の体制が、名古屋市独自で切断するという考えているんですか」
河村「まあ、今ちょっとそれは考えておりますけど。僕は少なくとも、今のところは計上するつもりはないですけどね」
司会「すいません、次のスケジュールがございますので、これで一応打ち切らさせていただきます」
河村「だからま、市民の納得がいることは事実ですからね。過去の行政との統一性ともありますので、だからこれでまあ、早速当局と打ち合わせをしながら、名古屋市民のみなさんに理解してもらえるようにね、これはどういうことなんだということを。そういう手続きというか段取りを、すぐ今日にでも入りたいと」
記者「討論会……」
河村「討論会もそうだし、あれもそうだし、いろんなやり方がありますわね」
岩上「すいません、河村市長、一言。
今日の総務大臣ですね、新しい新機軸打ち出して、放送に対する新聞の出資ですね、これを禁じると、クロスオーナーシップを禁じるという話、これをうちだされているんですけれども、これについて市長、地域の行政を司っている市長としては、どんなふうに、ご見解をお考えですか」
河村「あれは(※新聞・テレビを一つの資本が支配する、クロスオーナーシップ、クロスメディアは)日本だけらしいね、どうもね。ええ、外国ではメディアの独立というのは非常に重要なんで、巨大化しないように法制度持っているんですよ。僕は当然、原口さんがそう言われとるなら、当然しかるべき、良い方向だと思います、ええ」
司会「ありがとうございました。これで終わらせていただきます」
小泉政権時代の02年8月に導入された住基ネットの根本的問題点は、個人情報の集中・統合である。私自身もこの危険性を何度も指摘していた。ジョージ・オーウェルが描く「1984」のような全体主義社会が出現し、ビッグブラザーによって何もかも監視・管理される時代が来ると警告する論者もいたが、私はそれよりもはるかに現実的な危険性として、番号ひとつで個人情報のすべてが手に入ることから、不正な入手や流出によって、犯罪的な個人・組織に悪用されるリスクがはるかに高まる、という点をシンポジウムなど様々な機会で発言し、警告してきた。
悪用しようとする主体は、個々の犯罪者、少数の不届き者のグループ、大掛かりな組織犯罪(暴力団等)、さらにはコンプライアンスの欠如した企業・官庁、果ては外国の諜報組織からサイバーフォースによる攻撃まで、あらゆる可能性が考えられる。
住基ネット導入時、私が反対の論陣を張っていた頃には、すでにハッカーの存在は知れ渡っており、その危険性を指摘することはできたが、当時は、さすがにわずか数年後に大規模なサイバー攻撃、サイバー兵器、さらにはサイバー戦争までが現実性を帯びることになるとまでは予見できなかった。
ファイヤーウォールを突破し、住基ネットの番号と情報のデータベースを破壊されたり、あるいはごっそり盗まれたりしたら、どうするのか。情報の集中管理は、攻撃に対してもろくなる。敵に一撃されたら、終わりなので重要拠点は分散する、というのは戦略・戦術の基本である。そうしたことまで真剣に考えなくてはいけない時代に、我々はすでに入っているのだ。
こうしたセキュリティ、安全保障の面からも、河村氏らの動きは、今後フォローしていきたい。
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